七五三7歳着物フルセットの内容や着付け小物につきまして

こんにちは。
九月に入り秋めいてきましたね。
涼しくなったかと思いきや連日30度になったりして体調を崩してしまった京ちゃん(仮)です。

季節の変わり目なので体調管理には十分注意しましょう。と、崩した立場からの忠告です。

今日は七五三 7歳のセット内容や和装小物について、京ちゃんなりの解説や所感やちょっと書きたいと思います。

まず、京都室町ストリートで販売されている着物のフルセットは、着付けに必要な和装小物が全て揃っています!どれだけ揃っているのかをご覧いただきましょう!


これだけ入っています!

●着物・じゅばん・重ね衿
七歳の着物には大体着物とじゅばんがセットで入っています。
大体どのメーカーさんも、重ね衿は着物の襟元に付けています。すごく昔の着物などはごくまれに付いていないことがあります。

●結び帯・草履・バッグ・帯締め・はこせこ・扇子・ビラ簪
結び帯を除くこの辺の小物は『はこせこセット』という名前で、各メーカーさんがオールインワンで出してくれています。一体どこで手に入れて良いのかわからない扇子やビラ簪が入っているのはうれしいですね。

こんな感じでオールインワンです。

草履…足に履くものです(適当)。超必需品。ビーチサンダルやスニーカーで七五三は少し厳しいです。でも、草履を履き慣れしていないお子様が長時間履くと痛がることがありますので、移動は履き慣れた靴でされる方も結構おられます。

バッグ…草履に次ぐ必需品。ないと手元が寂しいです。がま口タイプのカバンがほとんどです。パーティーバッグのようなものなのでそんなに物は入りません。ティッシュやハンカチを入れておきましょう。

帯締め…お腹の帯の上に巻くものです。ないと帯の真ん中が寂しい必需品です。大体大人の帯締めは帯と色を変えて引き立たせることが多いですが、子供ものはオールインワンのはこせこセットなので基本的に色の選択肢が少なく、結構な割合で「子供だからとりあえず赤!」を入れてるメーカさんが多いです。

また、草履バッグ・はこせこと同じ生地にするメーカーさんもたまにおり、はこせこセットと結び帯が同じメーカーの同じシリーズの同じ色だと、必然的に帯締めも帯と同じ生地になる『ステルス帯締め現象』が起こることもあります。

帯が赤でも帯締めは赤になったり、ステルス帯締め現象が確認されたりするので、「こども着物界では帯締めというものは差して重要視されていないのか…」と京ちゃんは悩んだりします。

 

お守り…メーカーさんによってはお守りが入ったり入っていなかったりしています。
お守りのご利益は…「健やかに育ち、佳い七五三を送って欲しい」というメーカーさんや販売店の願いが込められています!きっと!
お守りの使用方法をたまに聞かれたりしますが、男の子同様、帯に挟んで房を見せます。どちらかと言うと、房が本体のようなやつです。

 はこせこ。
はこせこ(筥迫・箱迫etc)…別名「懐紙入れ」とも呼ばれます。もともとは懐紙(いわゆるちり紙)を入れておく入れ物を華美にあしらい、それを懐から見せることが粋とされた文化の名残ともいわれます。花嫁さんの婚礼衣装にもありますね。

 

びらかんざしも、はこせこをさらに華美に見せるための飾りです。簪の名前が付くからと、髪には刺さないでね。

びらかんざし。懐紙飾りとも言う。

祝い扇子…地味に必需品。ないと7歳の振り袖姿の帯廻りが寂しい…。大体の用途が帯のお腹に差して房を垂らしてかっこよく見せること。もう、扇子じゃなくて房が本体なんじゃと言えるほど。

扇子は広げると大体こんな感じです。

鶴をはじめとするおめでたそうな絵が描いてあります。時として手描きのゆるいアートの世界が展開されている場合もあります。
小さな扇子と言うこともありますが、飾り扇子なので扇いでもあんまり涼しくありません。本体が房のやつなので。

 

●しごき・帯揚げ
帯揚げ…帯の上のほうに巻くものです(適当)。
しごき…帯の下のほうに巻くものです(適当)。
しごきは志古貴とも書いて、お祝いやお詣りをする際の必需品とも言われます。花嫁さんも和装の婚礼衣装もしごきをすることがあります。

 

●腰紐・肌着・足袋
肌着…襦袢の下に着るものです。衿元から見えなければTシャツやシュミーズで代用も…ゲフンゲフン!
足袋…靴下の親指の部分が分かれたものです。靴下と違い草履をはくときに便利です。弊社で取り扱いしている子供足袋は、大体靴下感覚で履くことのできるソックス足袋です。
腰ひも…うちでは三本つけています。なぜに三本??
 お時間のある方は着付けマニュアルをご参照ください。

じゅばんに1本、着物に2本使うことを前提にしているので、うちでは3本つけております。
「身上げ肩上げしているのでうちは2本で十分ですけど!」そう思われる方、余った一本は予備に持っておいてください。
「自分でお端折するけど3本じゃ足りないわ!」そう思われる方は買い足してください。一本からでも販売しています。
また、自身でお端折される方には子供伊達締めもございます。
 可愛らしいわらべの柄の伊達締めです。

腰紐とは異なり、幅が広くてしっかりと巻けるのでひそかな人気です。セットと一緒に買って行かれる方は結構おられます。

 

●半衿
さあ、ここで最後まで説明をされていないのが半衿。じゅばんの衿元につけるあれです。
メーカーさんによってはもともとから付いているものもありますが、昨今では殆ど付いていないので平たい布のままでのお届けとなります。
そして、お客様ご自身で襦袢の襟元に縫い付けていただくことになります!

 こんな平たい布。

縫い付けできない?大丈夫大丈夫。今の世の中、ネットでいくらでも縫い付ける方法が紹介されています。「半衿 つけ方」でググるといくらでもヒットします。

裁縫の心得がないからたとえ動画を見ても無理?わかります。人にやれと言う京ちゃんも裁縫の心得はありません。
でも安心。弊社では有料になりますが、半衿付けサービスも行っております。

一週間から十日ほどお時間はかかりますが、じゅばんの襟元に半衿をお付けいたします。
購入時にオプションでお選びいただければ、加工にお出しさせていただきます。
ただし、弊社でご購入いただいた商品のみになります。よそで買った商品はお受けできませんのでご注意ください。

 

以上になります。
また、七五三に関するが豆情報や小咄があったらアップしたいと思います。

それでは、京ちゃん(仮)でした!
長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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